手打地区コミュニティ協議会

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“富ヶ尾・高山移住記念碑除幕式”

6月5日移住記念碑の除幕式が執り行われました。移住碑の建立は、麓地区の皆さんが移住記念碑建立実行委員会を設立し、実施したものです。この記念碑は、天明・天保の大飢饉により移住した先人たちの一大有事の史実を後々まで風化することなく後世に伝承するためのものです。

“郷土芸能「武士踊り」”

移住記念碑建立を記念し祝賀の舞として「武士踊り」が公開演舞されました。

麓武士踊りは、手打小学校校庭で行う予定でしたが、雨天のため体育館で実施しました。今回は、移住碑建立記念の祝賀の舞として公開演舞しました。武士踊りは、麓地区に伝わる伝統芸能であり、先人たちが幾世代にもわたり、精魂を傾けて伝承してきた大切な郷土芸能であります。この踊りは、組織的踊りとして演舞されたのが、明治39年に日露戦争の戦勝祝賀の舞として演舞されたようです。その後も幾度となく公開演舞されてきましたが、平成元年7月に演舞されて以来、途絶えておりました。このことについて、新たに保存会を立ち上げ、平成20年10月に20年ぶりにその一部を復活し、新田神社の秋季例祭にあわせて公開演舞し奉納しました。そして、平成21年3月には、富ヶ尾移住225周年記念行事に招かれ、当地で公開演舞いたしました。今回は移住記念碑建立を記念し祝賀の舞として公開演舞したところです。麓の若い人たちを中心にして5月の連休明けから毎晩のように練習してきました。以前のように総勢100名を超える大掛かりな舞ではなく、人数・時間等縮小しての公開演舞ではありましたが、その舞の勇壮さに感動した観客も多くいました。麓の若い世代がこの貴重な郷土芸能[武士踊り]を大切にし、後々まで伝承してくれることを願っています。

手打麓郷土芸能「武士踊り」保存会から