甑島の「トシドン」は、国の文化財保護法第56条の10の規定により、昭和52年5月17日重要無形民俗文化財に指定されました。
平成21年9月30日無形文化遺産の保護に関する条約(国連教育科学文化機関「ユネスコ」総会において採択)のもとに作成される。人類の無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。その証書の伝達式がこの6月23日薩摩川内市本庁内で行われ、岩切秀雄薩摩川内市長から、「甑島のトシドン」保存会に伝達されました。甑島に住み暮らしてきた祖先の人々が、その生活の中から生み出し、幾世代にもわたって伝承されてきた「トシドン」を世界が認めたことであり、まずは、先人たちに感謝しなければなりません。これからも甑島の6つの保存会がそれぞれの立場で先人たちの教えを忠実に守りながら、世界の「甑島のトシドン」の行事を後世に伝えなければなりません。