「甑島のトシドン」は、昭和52年5月17日に国の重要無形民俗文化財として指定を受けました。今回は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化財として登録されました。トシドンは、大晦日に訪れる来訪神であり、子供達の日頃の素行を具体的に挙げて、戒めたり、諭したりして子供達の自覚を促し、健やかな成長を願う郷中教育の一つでもあり、祖先の人々がその生活の知恵として生み出し、受け継ぎ、伝承してきたすばらしい伝統行事です。
世界に認められた「甑島のトシドン」を、これからも先人たちの尊い精神を忠実に守りながら伝承しなければなりません。